Sunday, February 24, 2013

ふりかえり

30代後半になってはじめて転職し, 業務用アプリケーションの世界に入り, 言語としてはおもにJavaを勉強してきましたが, 40を過ぎて, そろそろ馬脚も露わになってきた気がします. もともと営業職として採用されたらしいことをつい最近知りまして, いろいろ思い返してみました.

転職してからアプリケーションのこと (特にプログラミングのこと) をいろいろ勉強したおかげで仕事の効率も上がったものとずっと思ってきました. が, 実は下手に知恵をつけてしまったおかげで, 本社に対しては, 売り上げの増加につながらないような不具合修正を説得力ある方法で強いることが可能となり, 結果として日本市場だけは多大な間接経費のため赤字となってしまいました. また, 取引先 (販売代理店) さんに対しては, 一方では 「どんな些細な仕事もこいつに押し付けておけばいいさ」 という丸投げ体質を助長してしまった面と, 他方では 「あとから来た者が技術力をつけて俺を馬鹿にしやがって」 という悪感情を醸成してしまった面と, 両方があるような気がしています.

最初から, わたしが参入せず, 本社と取引先さんが直接やりとりしていれば, おたがいに売り上げはないけれど損失もないという予定調和な均衡が維持されたのかもしれません. 特にアプリケーションの世界では, 30代になってからは仕事で生かすための勉強などという都合のよいことは考えないほうが, 他人の迷惑にならずに済むようなところがありそうです. あくまで土日の趣味の領域に限ったほうがいい. 世間でプログラミングをおこなうのは20代のうちで終わらせ, 30代になったら人を使う側にならなければだめだと言われているのは, 当人たちの生き方としてだけでなく, 当人を囲む周囲の都合からしても, 実は重要なことだったりもするのかもしれないと感じてきました.

以上, 敗戦の弁でした.

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